令和4年天然鮎遡上状況
本年は、二津野ダム設備修繕工事により、産卵時期から遡上時期まで椋呂の十津川第二発電所からの濁水放流が無く、濁水放流の影響による遡上阻害の影響が減少した事により、支流の高田川・赤木川・大塔川・四村川・十津川本流(正式には熊野川本流、敷屋地区等)への天然遡上が近年になく多く見られるとの報告を受けています。いかにダムからの濁水放流が成育・産卵・孵化・遡上に影響を及ぼしているかを確認できる良い機会となりました。特に、椋呂の十津川第二発電所からの濁水放流が停止した事により、十津川本流への天然遡上が過去20年以来の遡上が見受けられる事となりました。又、本組合の放流事業に関しましては、放流委員会での活発な意見協議により、放流稚鮎については前年等の実績を踏まえて厳選した稚鮎放流の実施をする事としました。組合員様、一般遊漁者様には今後とも熊野の自然環境の中、鮎釣り等を楽しんでいただけるよう組合長、理事等役員が一丸となり川作りに邁進してまいりますので、皆様にはご理解、ご協力をお願い申し上げます。遊漁の際には、安全にご注意ください。
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